たまたまNHKを見てたら津軽三味線奏者の
高橋竹山のインタビューが出ていた。
名前と顔は知っていたけど、盲目だったのは初めて知った。灰色に濁った目で柔らかい口調とともに語られる自身の若い頃の話。それを津軽弁で語られるとやっぱりぐっと感じるものがあった。最初から三味線が好きというわけではなかった。将来こうなりたいと思うことはなくてその日のことを考えるのみだった。流しで回った頃、楽しいことよりも辛いことの方がよく覚えてるなどなど。真に謙虚。短い放送だったけどじんとくるもんがあった。
「辛いことは忘れない。楽しいことは忘れるもの」