先月出向でHP修正の短期仕事をしたんですが、出向先のPCに入っていたDreamWeverはMXで、今の最新バージョン(MX2004)よりひとつ前のでした。ひとつバージョンが違えば使い勝手も微妙に違ったりして、慣れるのにちょと時間がかかりました。
使っていて段々分かったんですけど、今の最新バージョンはスタイルシートでレイアウトしやすいようにしたんだなあって今更気付いたりしました。スタイルシートでレイアウトする際に使うdivタグの挿入がコマンドで用意されてるから、レイアウトの画面を見ながら(HTMLソースを見る必要があんまり無い)直感的にdivタグ挿入して簡単に作業が進められる。でもMXだとdivタグの挿入ってメニューが見当たらなかったので、ソースを見ながらdivタグを手打ちで入れないといけなかったんです。
この時に「ソース見ながら手打ちで入れた方がソースの状態がよく分かるんじゃない?」ってハッと気付いたです。ソフトにお任せで簡単にタグを入れられないけど、自分で手作業でやる分、そのファイルの中身をよく把握できる。不便だけどこの方が理にかなってるしソースも綺麗に編集できる。
この時に思い出したのがFLASHにまつわる話。FLASH(そのもの)の開発に関わっていたあるエンジニアが、会社から「この機能をFLASH Playerに追加で盛り込んで欲しい」と言われた時に返した言葉。
「できるよ。でもそれだと3k余計にかかる。これ以上Playerは重くするべきじゃないんだ」
これがどこまで左右したかは計り知れないですけど、軽量なFLASH Playerは瞬く間に全世界に普及していったという話です。
一見不便で機能性にかける、もの足りないといったことは、実は意図してそうされてるものであったり、むしろ便利さを犠牲にしても、それより大事な部分を補ってるのかもしれないです。