ブログトップ | ログイン

名古屋場所初日

前回の五月場所、それまで連勝だった朝青龍を下したのが安美錦だったわけですけど、今場所の初日で安美錦が再び朝青龍を下しましたね。

自分はただの相撲好きなだけで専門家でもないずぶの素人なのでこっからは聞き流してもらっていいんですが、テレビから見る分に朝青龍は前までのオーラがすっかりなくなってしまっている感じ。前回のそれこそ安美錦戦までは、仕切りの段階で相手を目と気合で殺すような殺気立った雰囲気がビシビシ伝わってきたのが、今日たまたま見た仕切りではそれがすっかり影を潜めていた感じ。普通に仕切りをしていた感じで、これは負けが込んだ前場所の後半と同じ感じ。

一方の安美錦は淡々と仕切りで立ち合いの間を合わせているような感じがしながらも、微妙に朝青龍との「間」を外しているような感じ。朝青龍のテンポに合わせて呑まれるような流れを、仕切りを重ねていく中で少しずつ自分のペースにしている感じ。実際の立ち合いも、朝青龍が「まった」をかけてもおかしくないほどの早いタイミングで飛び出し、一瞬遅れた朝青龍の体制が最初から受身になってしまっていた。立ち合いで朝青龍が出遅れるなんていうのは前までは考えられなかったと思うのですけど、仕切りから安美錦が何度も重ねた間のズレが立ち合いでまさに生きた感じ。

実際に朝青龍の立ち合いはたまに繰り出すかちあげ(肩を相手のアゴにぶつける打撃技のようなぶちかまし)で、これまで何人もの力士が立ち合い後一瞬で土俵に伏してしまう場面があったほど危険な瞬間。それだけに立ち合いで有利に立ったことも大きかったと思います。が、その後の相撲もこれまでの朝青龍では考えられなかったような展開。場所前に足を負傷した安美錦に逆に振り回される形で気づいてみたらいつの間にか自分の右足が土俵から出てしまった、本人も拍子抜けの敗北。勝負に急いた雑さがモロに出た、らしからぬ相撲だった感じに見れました。

こんな感じで久しぶりの相撲レビューだったのですけど、この調子が続くようであれば今場所朝青龍は厳しいんではないかと思います。先場所は終盤から集中力が落ちていった感じでしたけども、今場所は初日からよろしくない感じなので、休場に追い込まれないほど負けが込まなければと思います。一方の安美錦も初日から金星出たのですが、こちらも足の具合で休場しなければ良いなと思います。
by neomiki | 2007-07-08 18:30 | 日記
<< 青森県武道館 Yahoo Japanトップペ... >>