ブログでお馴染みRSSが注目されてることは言わずもがな。
通常のブログはもちろん、企業サイトやネットショップでは便利な情報発信のツールとして広がりを見せつつあるんですが、ことニュース配信サイト、特に比較的メジャーなニュースサイトではあまり大々的にRSSを配信していないようです。
アサヒコムもサイトマップから探さないと見つけられないようなページにRSSについての説明があったりとかで、あまりRSSをPRしようという姿勢ではなかったりします。「ニュースサイトでRSS活用しないなんてあり得ないちゃうん?」と思われるかもしれませんが、ここにバナー広告との関係があったりします。
バナー広告は企業などの広告主が広告料を払い、その代わりに自サイトへのリンクとなるバナーを、支払先のサイトに貼ってもらうのが通常です。広告主がなぜ広告料を払ってまでバナーを貼って欲しいのかといえば、言わずもがなその支払先のサイトが有している膨大なユーザ数、アクセス数です。そしてバナー広告でも一番ユーザに見てもらいやすい、一番値段の高いバナー広告はサイトのトップページに貼るバナーです。つまり広告主は「ユーザには支払先のサイトのトップページに一番アクセスしてもらいたい」と思うわけです(サイトのカテゴリが別ジャンルで多岐に渡っているなどの例外は除いて)。
これを妨げる要因の一つになるのがRSSになるわけです。
つまり、RSSを配信すれば「そのサイトの更新されたページのURL」はお知らせできますが、基本的に「トップページ」はお知らせしないわけです。ブログでRSSを取得し、アクセスしている人は分かると思いますが、RSSが更新情報で示してくれるURLは「その記事のURL」であってトップページではないです。結論、RSSを活用するユーザが増えれば増えるほど、それだけトップページへのアクセスが減るということにつながってくるわけです。怖いねー恐ろしいねー。
でもこの辺の事情については代替の方法が出てくると思います。もしくはバナー広告のシステム自体が変わってくるか、RSSと連動させた広告(これはもう進んでるか)などがガシガシ出てくるんではないかと思います。
ちなみに10月にはそろそろ手をつけようと思ってる自分の仕事用のサイトにも、RSS機能つける予定です。もひとつ自分用のネットショップも作ろうと目論んでますです。